皆さんこんにちは。本日も当サイトにお越しいただき、ありがとうございます。
今日は、高級時計の世界で絶大な人気を誇るロレックスの一つ、「デイトナ116500LN」について主に話したいと思います。(一部後継モデルの話も出てきます)このモデルは、その美しいデザインと精巧な機能性から、世界中のコレクターや投資家に愛されています。
特に皆さんの興味が大きいのは、このモデルの価格推移だと思います。
2000年以降、ロレックスのブランド価値と市場動向が如実に反映されています。
この記事では、デイトナ116500LNの価格推移に焦点を当て、解説していきたいと思います。
デイトナの特徴と魅力
まずは大人気モデル「デイトナ」の特徴と魅力について、改めて確認しましょう。
デイトナの歴史は、NASAの宇宙開発の幕開けとともに1961年に発表されたクロノグラフモデル「コスモグラフ」がベースとなっています。”デイトナ”の名称は、1959年にフロリダにオープンした「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」から来ています。
デイトナ116500LNの特徴は、セラミック製で非常に硬く、耐傷性や耐蝕性に優れ、紫外線の影響も受けにくいセラクロムベゼルです。また、文字盤のデザインも年数を重ねるたびに若干変更されています。ムーブメントには自動巻き(Cal. 4130)が採用されており、防水性能は100mです。
デイトナ116500LNの魅力は、なんといってもその希少性です。大人気モデルで、現状購入難易度が非常に高いです。二次流通でもプレ値で2倍以上の価格がつけられるなど、レアな商品の1つとなっています。
また、このデザインは一目で「ロレックス」とわかるような見た目をしており、そういったステータスの点でも人気の要因となっています。
デイトナの価格推移
正規店定価情報
まずはデイトナ116500LNの正規店定価価格(定価)について、可能な限り追ってみました。ちなみに2023年で116500LNは廃盤、後継モデルの126500LNが現在は発売されています。
年 | 正規店 定価(税込) | 上昇幅 |
---|---|---|
2016 | 1,274,400 | ±0 |
2017 | 1,274,400 | ±0 |
2018 | 1,274,400 | ±0 |
2019 | 1,309,000 | +2% |
2020 | 1,387,100 | +5% |
2021 | 1,457,500 | +5% |
2022 | 1,609,300 | +10% |
2023 | 1,757,800 | +9% |
2024 | 2,176,900 | +24% |
※価格情報はネット上の過去の情報を調べたものであり、参考値になります。もし間違っていた場合ご容赦ください。
2016年と2024年の価格を比較すると、当時から1.7倍にまで上昇してしまいました。
6年前までは今より90万も安く買えたなんて…くぅ~~
6年前までさかのぼらなくても、昨年でも購入出来ていれば、40万近く安く購入できたということになります。
特に2023年~2024年の上昇幅が大きいですが、これは現行の126500LNにモデルチェンジしたことによります。モデルチェンジが起因してこれだけの上昇幅なので、来年以降の価格改定ではここまで上昇することはないと思いますが、最大で10%程度は覚悟が必要です。
2,176,900円の10%アップだと…
2,394,590円!!これじゃあっという間に300万に到達しそうですね…
116500LNと現行の126500LNの違いは以下の点です。
セラクロムベゼルの変更:
新型でもセラクロムベゼルが採用されていますが、外周のフチ部分がケース素材と同じ金属で囲われています。これにより、耐傷性と耐蝕性を保ちつつ、見た目にも高級感があります。
ケース形状の違い:
ラグの形状や裏蓋にも違いがあります。ラグ先端が平面になっており、裏蓋の刻み幅も広くなっています。
アワーマーカーの変更:
アワーマーカーは直線的でスリムになり、6時位置のアワーマーカーにはロレックスの王冠マークがプリントされています。
インダイヤルと積算計の針の微細な違い:
インダイヤルの黒いサークル部分が若干狭くなり、積算計の針も細くなった印象です。
二次流通(新品未使用)価格推移
二次流通については店舗によってそれぞれだと思いますが、価格コムのサイトを参考に推測してみました。二次流通の定義については、新品未使用品とさせていただきます。
出典:https://kakaku.com/item/K0000866568/pricehistory/
※こちらのグラフは116500LNオイスターブレスレットホワイトラッカーの推移になります。
過去2年をさかのぼると、2022年の前半には平均価格が700万を超えているときもありましたが、現在は少し落ち着いていて、平均が529万円、最安値が520万円(2024年2月29日現在)となっています。
そもそも新品未使用品が出回ること自体稀なので、あくまで参考価格にはなりますが、まだ116500LNが販売されていた2023年の定価と比較すると、約3倍のプレ値がついていることになります。
転売ヤーがこぞって買い求める気持ちはわかる…
中古品の価格推移
中古は商品の製造年月や状態、付属品の有無で価格が異なるので、いくつか例を挙げてみます。
状態 | 製造年 | 価格 |
---|---|---|
S | 2023年 | 5,098,000 |
S | 不明 | 5,060,000 |
S | 2022年 | 4,980,000 |
A | 2022年 | 4,930,000 |
A | 2019年 | 4,598,000 |
B | 不明 | 4,895,000 |
B | 不明 | 4,380,000 |
Aランク…ほとんどキズのない状態の良い製品
Bランク…多少の生活キズ等はあるが状態の良い製品
2019年製品でも、460万近い値段がついているので、すごい価格のプレ値がついています。
中古市場を見ている感じ、2023年や2022年のものは少なかったので、もしかするとここ数年で116500LNを手に入れた方は、将来の値上がりを期待してじっくり持っているかもしれませんね!
資産価値が高いとはこのことですね!
デイトナ今後の価格推移(10年先・20年先)
116500LNに関しては、正規店の定価情報でいうと、2018年から2023年まで年平均6.5%ほど価格が上昇しています。(2024年の定価は後続モデルチェンジのため計算から除外)
毎年6.5%ずつ値上がりしたとすると…
製造年 | 予想価格 | 予想上昇幅 |
---|---|---|
2024 | 2,176,900 | ‐ |
2025 | 2,318,399 | +6.5% |
2026 | 2,469,094 | +6.5% |
2027 | 2,629,586 | +6.5% |
2028 | 2,800,509 | +6.5% |
2029 | 2,982,542 | +6.5% |
2030 | 3,176,407 | +6.5% |
2031 | 3,382,873 | +6.5% |
2032 | 3,602,760 | +6.5% |
2033 | 3,836,939 | +6.5% |
2034 | 4,086,341 | +6.5% |
2035 | 4,351,953 | +6.5% |
2036 | 4,634,830 | +6.5% |
2037 | 4,936,094 | +6.5% |
2038 | 5,256,940 | +6.5% |
2039 | 5,598,641 | +6.5% |
2040 | 5,962,552 | +6.5% |
2041 | 6,350,118 | +6.5% |
2042 | 6,762,876 | +6.5% |
2043 | 7,202,463 | +6.5% |
2044 | 7,670,623 | +6.5% |
単純な予測ですが、10年後の2034年には約408万円、20年後の2044年には約767万円と推測できます。さすがにどこかでモデルチェンジがあると思うので、現行の126500LNがずっと発売されるとは考えにくいですが…
116500LNのプレ値関しては、以下のポイントを考慮するとあまり上昇幅はないのかなと思います。
要するに、116500LNは新品のプレ値は500万円前後で今後も推移、これ以上の上昇幅はあまり考えられない、よくて横ばいと予測します。
※ここまでの予測値はあくまで独断と過去の実績に基づいて計算したものなので、参考程度にお考え下さい。
まとめ
- デイトナ116500LNは2024年から発売の126500LNにモデルチェンジしている
- 116500LNの正規店定価は2018年以降、年平均6.5%程度の価格改定を行っている
- 二次流通品(新品未使用品)のプレ値は2022年4月ころに700万超えの最高値を付けた後、今は500万円台で落ち着いている。今後も大幅な上昇は見込めず、よくて横ばいと推測。
- デイトナが年平均6.5%単純計算で上昇したとすると、正規店定価は2034年に約408万円ほど、2044年に約767万円ほどになると推測できる。
- デイトナは年々入手困難になっている。価格改定が進んでいるので、早めにゲットしたほうがお得
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。
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